沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり
読み方
しずむ せ あれば うかぶ せ あり意味
人生には沈むように不運で苦しい時期もあれば、やがて浮かび上がるように幸運や好転の時期もあるということ。悪い状態が永遠に続くわけではないので、失敗や不遇に落ち込まず希望を持て、という励ましにも使われる。由来
「瀬」は川の流れが浅く速い所を指す。川を流れる物が場所によって沈んだり浮いたりする様子を、人の運不運の移り変わりにたとえた表現。成立時期は不明だが、近世のことわざとして広まり、江戸時代のいろはかるた類にも見られるとされる。備考
不運の後の好転を信じる励ましとして使う。単なる楽天論ではなく、世の中の運勢は変わるという人生観を表す。例文
- 第一志望の大学には落ちたが、別の学校で良い先生に出会えた。沈む瀬あれば浮かぶ瀬ありだ。
- 会社が倒産して途方に暮れた彼も、半年後には新しい仕事で力を発揮している。まさに沈む瀬あれば浮かぶ瀬ありである。
- 今月の売上は厳しいが、沈む瀬あれば浮かぶ瀬ありというし、次の企画で巻き返そう。
- けがで大会に出られなかったときはつらかったが、その間に基礎を鍛えられた。沈む瀬あれば浮かぶ瀬ありだね。
- 失恋した友人に、私は「沈む瀬あれば浮かぶ瀬ありだから、今は無理をせず前を向こう」と声をかけた。
類義語
- 人生山あり谷あり
- 浮き沈みは世の習い
- 禍福は糾える縄の如し
- 人間万事塞翁が馬
- 楽あれば苦あり
対義語
- 弱り目に祟り目
- 泣きっ面に蜂
- 踏んだり蹴ったり