水は逆さに流れず
読み方
みず は さかさ に ながれず意味
水が自然には高い所へ向かって流れないように、物事には逆らえない自然の道理や順序があるという意味。無理に理に反したことをしても成り立たない、また下の者が上の者に逆らうのは難しい、というたとえにも使われる。由来
水は高い所から低い所へ流れるという自然現象を、人間社会や物事の道理にたとえた言い回し。成立した正確な年は不詳だが、近世以前からの生活上の観察に基づくことわざで、江戸時代には類似表現が広く用いられていたと考えられる。備考
自然の道理を説く比喩として使うのが一般的。上下関係に当てる用法は、現代では権威主義的・古風に響くことがあるため注意。例文
- どれほど急いでも手順を飛ばせば失敗する。水は逆さに流れず、まず基礎から固めよう。
- 親会社の決定を子会社だけで覆すのは難しい。水は逆さに流れずというものだ。
- 市場の大きな流れを無視して昔のやり方に戻そうとしても、水は逆さに流れずだ。
- 新人がいきなり全社の制度を変えようとしても通らない。水は逆さに流れず、まず実績を作るべきだ。
- 老いを完全に止めることはできない。水は逆さに流れず、自然の変化を受け入れることも大切だ。
類義語
- 水は低きに流れる
- 水は低きに就く
- 自然の理には逆らえない
- 道理には勝てない
- 無理は通らぬ
対義語
- 下剋上
- 流れに逆らう
- 不可能を可能にする