水の流れと身の行方
読み方
みず の ながれ と み の ゆくえ意味
水がどこへ流れていくか分からないように、人の将来や運命も予測できないということ。人生は思いがけない方向へ進むもので、今の状況だけで先々を決めつけることはできない、という意味で使う。由来
水の流れが地形や障害物によって進む先を変える様子を、人の身の上や運命の不確かさにたとえたことば。特定の故事や作者に基づくものではなく、成立年代・初出年は不詳。近世以降の口承的な言い回しとして広まり、「水の流れと人の身は定まらぬ」などの類句もある。備考
やや古風で文学的な響きがある。日常会話では「先のことは分からない」「一寸先は闇」のほうが一般的。運命を静かに受け止める文脈で使われやすい。例文
- 若いころは教師になるつもりだったが、今は海外で料理人をしている。まさに水の流れと身の行方だ。
- 倒産で途方に暮れた彼が、数年後に起業して成功するとは、水の流れと身の行方は分からないものだ。
- この町に一生住むと思っていたのに、結婚を機に遠くへ移ることになった。水の流れと身の行方だね。
- 受験に失敗したときは終わりだと思ったが、その大学で出会った友人が今の仕事につながった。水の流れと身の行方とはよく言ったものだ。
- 将来を細かく決めすぎても、水の流れと身の行方で、人生は思わぬ方向へ進むことがある。
類義語
- 一寸先は闇
- 人間万事塞翁が馬
- 明日は明日の風が吹く
- 水の流れと人の身は定まらぬ