氏なくして玉の輿
読み方
うじ なくして たまのこし意味
家柄や身分が低い、または名門の出でない人が、身分・財産・地位の高い相手と結婚して、急に豊かな境遇や高い社会的地位を得ること。特に、女性が裕福な家や名家へ嫁ぐ場合を指して使われることが多い表現。由来
「氏」は家柄・血筋、「輿」は昔の婚礼で花嫁が乗る乗り物を指す。「玉の輿」は、低い身分から徳川綱吉の生母となった桂昌院(お玉、1627〜1705)にちなむという説が有名だが、確証はない。語の成立時期は不明で、江戸時代以降に広まった俗説的表現と考えられる。備考
古風で身分制・家柄意識を含む表現。現代では女性の結婚を地位上昇の手段と見る響きがあり、相手をからかう場面では失礼になることがある。例文
- 町娘が大店の若旦那に見初められて嫁いだという話は、まさに氏なくして玉の輿だ。
- 彼女は資産家と結婚したが、本人の努力と才能もあったので、単なる氏なくして玉の輿とは言えない。
- 昔の小説には、貧しい家の娘が貴族に嫁ぐ、氏なくして玉の輿の筋立てがよく出てくる。
- 祖母は冗談めかして、私にも氏なくして玉の輿の縁談が来ないかしらと言った。
- 氏なくして玉の輿を夢見るだけでなく、自分で生活を切り開く力も必要だ。
類義語
- 玉の輿に乗る
- 玉の輿
- シンデレラストーリー
- シンデレラ婚
- 身分違いの出世婚
対義語
- 釣り合わぬは不縁のもと
- 家柄相応
- 門閥結婚