死は或いは泰山より重く或いは鴻毛より軽し
読み方
し は あるいは たいざん より おもく あるいは こうもう より かろし意味
人の死は同じ死であっても、その目的や生き方によって価値が大きく異なるという意味。正義・信念・大義のための死は泰山のように重く尊いが、つまらない理由や不名誉な死は鴻の羽毛のように軽い、というたとえ。由来
中国・前漢の歴史家、司馬遷の「報任少卿書」にある「人固有一死、或重於泰山、或軽於鴻毛」に由来する故事成語。成立は前漢時代、紀元前1世紀ごろとされる。「泰山」は中国の名山、「鴻毛」は大きな鳥の羽毛で、重さの対比に用いられた。備考
漢文調で非常に硬い表現。日常会話よりも文章・演説・歴史や思想の文脈で使われる。「死」を美化しすぎない配慮も必要。例文
- 彼は私利私欲ではなく人々を救うために命を落としたのだから、まさに死は或いは泰山より重く或いは鴻毛より軽しだ。
- 同じ戦死でも、その意味を考えなければならない。死は或いは泰山より重く或いは鴻毛より軽しという言葉が胸に響く。
- 歴史上の人物を評価するとき、単に死んだ事実ではなく何のために死んだのかを見るべきだ。死は或いは泰山より重く或いは鴻毛より軽しである。
- 軽率な行動で命を失うことは、死は或いは泰山より重く或いは鴻毛より軽しの後半に当たると言えるだろう。
- 彼女は信念を曲げず、最後まで弱い人々のために尽くした。死は或いは泰山より重く或いは鴻毛より軽しという言葉を思い出す。
類義語
- 泰山鴻毛
- 死を泰山より重しとす
- 命を鴻毛より軽しとす
- 義に死す
対義語
- 犬死に
- 無駄死に
- 命あっての物種