死せる孔明生ける仲達を走らす
読み方
しせる こうめい いける ちゅうたつ を はしらす意味
偉大な人物は、死んだ後でさえ、その名声・威厳・生前の実績によって、なお人を動かしたり恐れさせたりするという意味。特に、相手に強い印象や畏怖を残した人物の影響力が、死後も衰えないことをいう。由来
中国の三国時代、蜀の諸葛亮(孔明)が五丈原で病死した234年の故事に由来する。魏の司馬懿(仲達)は、孔明の死を知ってもなお伏兵や計略を恐れ、蜀軍を追撃せず退いたと伝えられる。この逸話は『三国志』蜀書・諸葛亮伝の注などに見え、後に「死諸葛走生仲達」と表現された。備考
「孔明」は諸葛亮、「仲達」は司馬懿の字。歴史故事に基づく硬い表現で、日常会話より評論・文章で使われやすい。例文
- 創業者が亡くなった後も、その理念が社員を奮い立たせている。まさに死せる孔明生ける仲達を走らすだ。
- あの監督の名前を聞くだけで、相手チームはいまだに警戒を強める。死せる孔明生ける仲達を走らすとはこのことだ。
- 引退した名選手の存在感が、今も若手選手の姿勢を変えているのだから、死せる孔明生ける仲達を走らすと言える。
- 前社長の厳しい方針は、亡くなった今でも取引先に影響を及ぼしており、死せる孔明生ける仲達を走らすの感がある。
- その作家は没後もなお文学界に強い影響を与え続け、死せる孔明生ける仲達を走らすという言葉がふさわしい。
類義語
- 死諸葛生仲達を走らす
- 死せる諸葛生ける仲達を走らす
- 虎は死して皮を留め人は死して名を残す
対義語
- 去る者は日々に疎し