歴史は繰り返す
読み方
れきし は くりかえす意味
過去に起こった出来事や失敗、社会の動きは、時代や登場人物が変わっても似た形で再び起こるものだという意味。人間の欲望・恐れ・判断の誤りなどが変わりにくいため、過去を学ばなければ同じ過ちを犯すという戒めとしても使われる。由来
西洋の格言 “History repeats itself.” の訳として日本語に定着した表現。考え方自体は、古代ギリシアの歴史家トゥキュディデス(紀元前5世紀頃)や、古代ローマの歴史家クルティウス・ルフス(1世紀頃)に関連づけて語られることがある。ただし、現在の日本語表現としていつ成立したかは不詳で、明治以降、西洋思想や歴史書の翻訳を通じて広まったと考えられる。備考
政治・経済・戦争など大きな社会現象に使われやすい。単なる偶然の一致ではなく、過去から学ぶべきだという教訓を含めて用いられることが多い。例文
- 金融危機の前にも同じような投機熱があったと聞くと、まさに歴史は繰り返すと思わされる。
- 戦争の悲惨さを忘れてしまえば、歴史は繰り返すという言葉が現実になりかねない。
- 新しい技術への過剰な期待と失望を見ると、歴史は繰り返すものだと感じる。
- 祖父は、昔の不況の話をしながら『歴史は繰り返すから、油断してはいけない』と言った。
- 過去の失敗を検証しない組織では、歴史は繰り返すように同じ問題が起こる。
類義語
- 歴史は反復する
- 歴史は再演する
- 過ちは繰り返される
- 人は同じ過ちを繰り返す
- 前車の覆るは後車の戒め
対義語
- 歴史は繰り返さない
- 同じ過ちは二度と繰り返さない