正直貧乏横着栄耀
読み方
しょうじき びんぼう おうちゃく えよう意味
正直にまじめに生きる人がかえって貧しく、不正やずるさのある人が豊かに暮らすこと。世の中の不公平や、誠実さが必ずしも報われない現実を皮肉っていうことわざ。由来
成立年は不明。江戸時代には俗諺として広まっていたとされ、「正直」と「横着」、「貧乏」と「栄耀」を対比させた対句表現に由来する。「栄耀」はぜいたく・繁栄の意で、世相への風刺をこめた言い回し。備考
やや古風で硬い表現。「栄耀」は現代では単独使用が少ない。単なる処世訓ではなく、社会の不公平を嘆く皮肉として使うことが多い。例文
- まじめに働く彼より、要領よくごまかす人のほうが出世するとは、まさに正直貧乏横着栄耀だ。
- 不正をした会社だけがもうかるようでは、正直貧乏横着栄耀の世の中だと言われても仕方がない。
- 祖父は、昔の商売の世界にも正直貧乏横着栄耀という面があったと話してくれた。
- 正直貧乏横着栄耀とはいうが、だからといって不誠実に生きてよいわけではない。
- 規則を守る店が損をして、抜け道を使う店が繁盛するのを見ると、正直貧乏横着栄耀を実感する。
類義語
- 正直者が馬鹿を見る
- 憎まれっ子世にはばかる
- 悪が栄える
- 悪人栄えて善人滅ぶ
対義語
- 正直は一生の宝
- 正直の頭に神宿る
- 正直は最善の策
- 善因善果