欲は身を失う
読み方
よく は み を うしなう意味
欲望が強すぎると、道理や分別を失い、無理をしたり悪事に手を出したりして、結局は自分の地位・財産・信用、時には命までも失うという戒め。必要以上の欲張りは身の破滅を招く、という意味。由来
成立時期・初出は不詳。特定の故事に基づくというより、仏教で「貪欲」を煩悩として戒める思想や、欲深さが破滅を招くという古くからの生活訓がことわざ化したものと考えられる。江戸時代以降の俚諺・教訓的表現として広く用いられた。備考
教訓的でやや古風な響きがある。金銭欲・出世欲・名誉欲など、過度な欲望を戒める文脈で使う。例文
- 楽に儲かるという話に飛びついて全財産を失った彼を見ると、まさに欲は身を失うだと思う。
- もう十分利益が出ているのに、さらに賭け金を増やすなんて危ないよ。欲は身を失うというだろう。
- 会社の金に手をつけたのは、出世欲と金銭欲に負けたからだ。欲は身を失うの典型だ。
- 限定品を転売して大もうけしようとした結果、信用を失った。欲は身を失うとはこのことだ。
- 少しの成功で調子に乗って無理な拡大をすると失敗する。欲は身を失うと心得て、堅実に進めよう。
類義語
- 欲は身を滅ぼす
- 欲は身を損なう
- 欲に目がくらむ
- 欲の熊鷹股裂くる
- 貪欲は身を滅ぼす
対義語
- 足るを知る者は富む
- 知足安分
- 無欲恬淡