楽屋から火を出す
読み方
がくや から ひ を だす意味
本来は裏方・身内であるはずの所から失敗や騒動を起こし、全体に迷惑や損害を及ぼすこと。外部からではなく、内部の者や自分たちの側が原因となって問題を生じさせる場合にいう。由来
芝居小屋の「楽屋」は役者や裏方が準備する内部の場所で、そこから火事を出せば舞台も客席も巻き込む大騒動になる、というたとえに由来する。成立時期は明確ではないが、江戸時代以降に芝居文化を背景として広まった表現と考えられる。備考
やや古風で比喩的な言い方。演劇に限らず、組織・チーム・身内の内部から問題が起こる場面で使う。日常会話より文章や批評で見かけることが多い。例文
- 選挙戦の最中に幹部が失言し、まさに楽屋から火を出す結果になった。
- 外部からの攻撃を警戒していたのに、情報漏えいは社員の不注意だった。楽屋から火を出すとはこのことだ。
- 文化祭の劇で裏方同士がけんかを始め、楽屋から火を出すような騒ぎになった。
- 新商品の発表前に開発チームが資料を誤送信し、会社は楽屋から火を出す形で謝罪に追い込まれた。
- 相手チームよりも自軍のミスで試合を壊してしまい、監督は『楽屋から火を出してどうする』と嘆いた。
類義語
- 内輪から火の手が上がる
- 内輪もめを起こす
- 身内から騒ぎを起こす
- 足元から崩れる
- 身から出た錆
対義語
- 一致団結
- 内輪を固める
- 挙国一致