染まらぬ前の白糸
読み方
そまらぬ まえ の しらいと意味
まだ染められていない白糸がどんな色にも染まるように、人も世間や悪習に染まる前なら、教育・しつけ・環境しだいでよい方向にも悪い方向にも変わりやすいというたとえ。特に、純真で感化を受けやすい若者や子どもについていう。由来
未染色の白糸はどのような色にも染められるという染色の性質から生まれたたとえ。特定の作者や初出年は不詳。伝統的な糸染めが身近だった近世以前から用いられた表現と考えられるが、詳しい成立時期は不明。備考
「染まぬ前の白糸」ともいう。相手を未熟・無垢と見る表現なので、目上の人に使うと失礼に聞こえる場合がある。例文
- 新入社員は染まらぬ前の白糸だから、最初に正しい仕事の進め方を教えることが大切だ。
- 子どもは染まらぬ前の白糸で、周囲の言葉遣いや態度をすぐにまねる。
- 彼はまだ業界の悪い慣習を知らない。染まらぬ前の白糸のうちに、健全な価値観を身につけてほしい。
- 染まらぬ前の白糸というように、若い選手には技術だけでなく礼儀も教えなければならない。
- 留学生たちは染まらぬ前の白糸のように新しい文化を吸収していった。
類義語
- 鉄は熱いうちに打て
- 三つ子の魂百まで
- 朱に交われば赤くなる
- 白紙の状態
- 若木は曲げやすい
対義語
- 鉄は熱いうちに打てず
- 矯めるなら若木のうち