末始終より今の三十
読み方
すえしじゅう より いま の さんじゅう意味
将来になればもっと多く得られるかもしれないものより、少なくても今すぐ確実に手に入るもののほうがよい、という意味。将来の利益は不確実なので、目前の確実な利益を重んじる考えを表す。由来
「末始終」は将来・行く末の意で、「しじゅう」を「四十」に掛け、「先で四十を得るより今三十を得るほうがよい」とした洒落を含む俗諺。江戸時代には用いられていたとされるが、正確な初出年は不詳。備考
「末始終」と「四十」の語呂合わせが要点。やや古風な表現で、現代では「明日の百より今日の五十」のほうが通じやすい場合が多い。例文
- 高利回りをうたう怪しい投資を待つより、確実な定期預金を選ぶとは、末始終より今の三十だ。
- 来年の昇給を当てにするより、今もらえる手当を大事にしたほうがいい。末始終より今の三十というだろう。
- 大口契約の返事をいつまでも待つより、小さくても確定した注文を受けた。まさに末始終より今の三十だ。
- 将来高く売れるかもしれない株を抱え続けるより、利益が出ている今売るのも末始終より今の三十という判断だ。
- 友人は『いつか大儲けする話』より目の前の堅実な仕事を選んだ。末始終より今の三十で、賢明だと思う。
類義語
- 明日の百より今日の五十
- 明日の百より今日の五十文
- 後の百より今五十
- 先の雁より手前の雀
- 明日の錦より今日の襤褸
対義語
- 明日の百より今日の五十(反対語ではなく同趣旨の類句)