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末大なれば必ず折る

読み方

すえだい なれば かならず おる

意味

木の枝先が幹に比べて大きくなりすぎると折れてしまうように、下の者や末端の勢力が強大になりすぎると、上に立つ者や組織全体を支えきれず、秩序が崩れて滅びを招くというたとえ。家臣・部下・支部などの力が本体をしのぐ危うさを戒める言葉。

由来

中国古典『春秋左氏伝(左伝)』昭公十一年に見える「末大必折、尾大不掉」に由来するとされる。成立年代は諸説あるが、内容は春秋時代の紀元前6世紀ごろの政治状況を背景とし、書物としては戦国時代から前漢ごろに編まれたと考えられている。木の末端が大きくなりすぎれば折れる、尾が大きすぎれば振れなくなる、という比喩で、臣下や地方勢力の増大を戒めた。

備考

古風で硬い表現。日常会話より、政治・組織論・歴史解説などで使われる。単なる「部下が優秀」という意味ではなく、末端の肥大化による秩序崩壊をいう。

例文

  • 創業者一族よりも一部門の発言力が強くなりすぎ、まさに末大なれば必ず折るという状態だ。
  • 地方支社が本社の方針を無視して独自に動き始めたので、社長は末大なれば必ず折ると警戒した。
  • 家臣の力を抑えられなかったあの国は、末大なれば必ず折るの言葉どおり内乱で衰えた。
  • チーム内で一人の選手だけが監督以上の影響力を持つようになると、末大なれば必ず折るという危険がある。
  • 組織を大きくするなら、末大なれば必ず折るにならないよう、本部と現場の権限の釣り合いを取るべきだ。

類義語

  • 尾大掉わず
  • 枝強ければ幹弱し
  • 根浅ければ枝枯る

対義語

  • 本末転倒
  • 下剋上

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