木強ければ折れやすし
読み方
き つよければ おれやすし意味
硬く強い木ほど風や力を受けたときにしなやかに受け流せず、かえって折れやすいということ。転じて、意地を張りすぎたり強硬すぎたりする人や組織は、柔軟性を欠いて失敗・破綻しやすいという戒め。由来
中国古典『老子』第76章の「木強ければ則ち折る」に由来するとされる。『老子』は戦国時代(紀元前4〜3世紀頃)に現在の形へまとまったと考えられるが、日本で「木強ければ折れやすし」の形で広く用いられるようになった時期は不詳。備考
「強さ」そのものを否定する語ではなく、柔軟性を欠いた強硬さへの戒めとして使う。やや文語的で、日常会話より文章・訓話で見られやすい。例文
- 部長は自分の意見を絶対に曲げず、結局プロジェクトから外された。まさに木強ければ折れやすしだ。
- 交渉では強硬一辺倒ではなく、木強ければ折れやすしと心得て譲歩も考えるべきだ。
- 彼女は完璧主義で無理を重ね、とうとう体調を崩した。木強ければ折れやすしというものだ。
- 規則で社員をがんじがらめにすると、組織は変化に対応できない。木強ければ折れやすしである。
- 子どもに厳しさだけを求めると反発を招く。木強ければ折れやすしを忘れてはいけない。
類義語
- 堅い木は折れる
- 木強ければ則ち折る
- 柔よく剛を制す
- 柳に雪折れなし
- 柳に風