朝顔の花一時
読み方
あさがお の はな ひととき意味
朝顔の花が朝に咲いてまもなくしぼむように、美しさ・栄華・勢いなどは長続きせず、ほんの短い間のものであるというたとえ。人生や世の中のはかなさ、盛んな時期の短さをいう。由来
朝顔が早朝に開花し、昼ごろにはしぼんでしまう性質に基づくたとえ。日本では江戸時代に朝顔栽培が大流行したため、そうした生活感覚の中で広まった表現と考えられるが、ことわざとしての正確な初出年・成立時期は未詳。備考
やや古風な言い回しで、日常会話より文章・教訓的な文脈で使われる。「朝顔の花は一時」と助詞を補って言うこともある。例文
- 若いころの人気は朝顔の花一時で、実力を磨かなければすぐに忘れられる。
- あの店は開店当初こそ行列ができたが、朝顔の花一時で半年後には客足が遠のいた。
- 美貌だけを頼みにしていては朝顔の花一時だと、祖母はよく言っていた。
- 株価の急騰に浮かれていたが、結局は朝顔の花一時で、翌週には元に戻った。
- 一夜にして有名になっても、朝顔の花一時にならないよう地道な努力が必要だ。
類義語
- 花の命は短い
- 槿花一日の栄
- 盛者必衰
- 邯鄲の夢
- 浮世は夢
対義語
- 鶴は千年亀は万年
- 松柏の操