朝雨馬に鞍置け
読み方
あさあめ うま に くら おけ意味
朝に降る雨は長続きせず、やがて晴れることが多いので、外出や仕事の支度をしておいてよいという意味。雨だからといってすぐ予定を取りやめるな、という天候経験にもとづくことわざ。由来
成立年代は不詳。近世以前からの生活経験に由来する天気ことわざと考えられる。馬が重要な交通・農耕手段だった時代、朝雨はじきに上がることが多いので、馬に鞍を置いて出発の準備をせよ、という実用的な知恵から生まれた表現。備考
地域や季節によって当てはまらないこともある。現代ではやや古風な表現で、馬に鞍を置くという語から昔の生活感が残る。例文
- 朝から小雨だが、朝雨馬に鞍置けというし、予定どおり出発の準備をしよう。
- 祖父は空を見上げて、朝雨馬に鞍置け、昼には畑へ出られるはずだと言った。
- 遠足の日に雨が降っていたが、先生は朝雨馬に鞍置けだから様子を見ようと話した。
- 朝雨馬に鞍置けとはよく言ったもので、九時ごろには雲が切れて青空が見えた。
- 開店前の雨で客足を心配したが、朝雨馬に鞍置けで、昼前には通りがにぎわい始めた。
類義語
- 朝雨に傘いらず
- 朝雨は女の腕まくり
- 朝雨と女の腕まくりはすぐやむ
- 朝雨は晴れの兆し
対義語
- 朝焼けは雨
- 朝虹は雨、夕虹は晴れ