朝酒は門田を売っても飲め
読み方
あさざけ は かどた を うっても のめ意味
朝に飲む酒は格別にうまいので、家の前の大切な田を売ってでも飲む価値がある、という意味。実際に財産を失ってまで飲酒を勧めるというより、朝酒のうまさを大げさに表したことわざ。由来
成立年は不詳。近世、特に江戸時代ごろからの酒に関する俗諺とされる。「門田」は家の門前や屋敷近くにある田で、管理しやすく価値の高い財産を指す。その大切な田を売ってでも飲みたいほど、朝酒はうまいという誇張表現から生まれた。備考
酒好きの間で冗談めかして使われることが多い。現代では健康面・仕事上の問題もあるため、文字どおり朝からの飲酒を勧める表現としては注意が必要。例文
- 温泉宿で朝食に地酒が出て、父は「朝酒は門田を売っても飲めだな」と笑った。
- 正月の朝だけは、祖父が少しだけ杯を傾けて「朝酒は門田を売っても飲め」と言う。
- 友人は休暇初日の朝からビールを開け、「朝酒は門田を売っても飲めって言うだろ」と冗談を言った。
- 旅館の朝風呂のあとに飲む一杯は、まさに朝酒は門田を売っても飲めという味わいだった。
- 彼はこのことわざを口実に朝から飲もうとしたが、母に「本気にする言葉じゃない」とたしなめられた。
類義語
- 朝酒は門田を売っても飲む
- 朝酒は格別
- 朝酒はうまい
対義語
- 酒は身を滅ぼす
- 酒は飲むとも飲まるるな
- 朝酒は貧乏のもと