朝茶は福が増す
読み方
あさちゃ は ふく が ます意味
朝に茶を飲むと縁起がよく、健康にもよいので、その日の災いを避けたり幸運を招いたりするという意味。実際には、朝の一杯で心身を整え、落ち着いて一日を始めることの大切さをいう言葉としても使われる。由来
日本で茶を飲む習慣が広く庶民に浸透した江戸時代ごろに広まったとされる言い伝え。朝の茶には眠気を覚まし、体を温め、気分を落ち着ける効用があると考えられたことから、縁起のよい習慣として「福が増す」と表現された。正確な成立年は不明。備考
茶文化に根ざした縁起言葉。日常会話ではやや古風だが、家庭、旅館、茶業関係の文脈で使いやすい。健康効果を断定する表現としては避けるのが無難。例文
- 祖母は毎朝急須でお茶をいれ、「朝茶は福が増す」と言って家族にすすめてくれる。
- 大事な面接の日なので、朝茶は福が増すと思って、出かける前に温かい緑茶を飲んだ。
- 忙しい朝ほど一杯のお茶で気持ちを整えるといいよ。朝茶は福が増すと言うだろう。
- 旅館の朝食で香りのよい煎茶が出て、まさに朝茶は福が増すという気分になった。
- 母は、朝茶は福が増すと信じていて、どんなに慌ただしい日でも朝のお茶だけは欠かさない。
類義語
- 朝茶は七里帰っても飲め
- 朝茶はその日の難逃れ
- 朝茶に別れるな
- 朝茶は三里行っても飲め
対義語
- 朝酒は門田を売っても飲め(趣旨は異なるが、朝の茶を勧める言い伝えへの対照として)