朝寝八石の損
読み方
あさね はちこく の そん意味
朝遅くまで寝ていると、働く時間や好機を逃して大きな損をするということ。特に農作業や商売など、朝早く動くことが利益につながる生活感覚から、怠惰や寝坊を戒める意味で使われる。由来
正確な成立年は不明。近世、特に江戸時代ごろの農村・町人社会の生活訓に由来すると考えられる。「石」は米の量を表す単位で、一石は成人一人が一年に食べる米の量の目安とされ、「八石」は非常に大きな損失を誇張して表したもの。備考
やや古風で、日常会話では「早起きは三文の徳」のほうが一般的。説教調・教訓的な文脈で使われやすい。例文
- 休みの日だからといって昼まで寝ていたら一日が終わってしまう。まさに朝寝八石の損だ。
- 祖母は毎朝早く起きて畑に出る人で、私が寝坊すると「朝寝八石の損だよ」とよく言った。
- 大事な商談の準備を朝にするつもりだったのに寝過ごしてしまい、朝寝八石の損を実感した。
- 旅行先で朝市に行く予定だったのに寝坊して、名物を買い逃した。朝寝八石の損とはこのことだ。
- 受験生なら、朝の静かな時間を勉強に使わないのは朝寝八石の損だと言える。
類義語
- 朝寝坊は三文の損
- 朝寝は貧乏のもと
- 早起き三文の徳
対義語
- 早起きは三文の徳