朝に紅顔ありて夕べに白骨となる
読み方
あした に こうがん ありて ゆうべ に はっこつ と なる意味
朝には血色のよい若々しい顔で元気に生きていた人が、夕方には死んで白骨になってしまうこともある、という意味。人の命は非常にはかなく、いつ死が訪れるかわからないという無常観を表す。由来
室町時代後期、浄土真宗の蓮如が著した『御文章』の「白骨の御文」にある「朝には紅顔ありて、夕には白骨となれる身なり」に由来するとされる。正確な成立年は不詳だが、15世紀後半の仏教的無常観を説く文章として広まった。備考
仏教的な無常観を強く含むため、葬儀・法話・追悼文などで用いられることが多い。日常会話ではやや重く、改まった表現。例文
- 友人の急逝を聞き、朝に紅顔ありて夕べに白骨となるとはまさにこのことだと思った。
- 健康診断で異常がなかったからといって油断はできない。朝に紅顔ありて夕べに白骨となる、日々を大切に生きよう。
- 祖父は葬儀の席で、朝に紅顔ありて夕べに白骨となると語り、命のはかなさを私たちに説いた。
- 事故のニュースを見るたびに、朝に紅顔ありて夕べに白骨となるという言葉が胸に浮かぶ。
- 朝に紅顔ありて夕べに白骨となるというから、会える人には会えるうちに感謝を伝えておきたい。
類義語
- 人の命は朝露のごとし
- 盛者必衰
- 生者必滅
- 諸行無常
- 花に嵐
- 無常迅速
対義語
- 鶴は千年亀は万年
- 千秋万歳
- 不老長寿