暮れぬ先の提灯
読み方
くれぬ さき の ちょうちん意味
まだ日が暮れていないのに提灯を用意することから、準備や手回しが必要以上に早すぎることのたとえ。用意周到さを認める場合もあるが、多くは「そこまで先走らなくてもよい」という、やや皮肉な意味で使われる。由来
提灯が夜道や屋内外の照明として日常的に使われていた時代、まだ暗くならないうちから提灯を出す様子に由来する。成立年は不詳。提灯が広く普及した江戸時代以降に広まった表現と考えられる。備考
「転ばぬ先の杖」と似るが、こちらは準備が早すぎることへの皮肉を含みやすい。相手の慎重さをからかう場面では失礼にならないよう注意。例文
- 会議は来月なのに資料を十部も印刷するなんて、暮れぬ先の提灯ではないか。
- 旅行の半年も前から毎日荷造りをしている母を見て、父は暮れぬ先の提灯だと笑った。
- 準備が早いのはよいが、まだ仕様も決まっていない段階で発注するのは暮れぬ先の提灯だ。
- 彼は少し雨雲が見えただけで長靴を履いてきたので、友人に暮れぬ先の提灯だと言われた。
- 試験日が発表される前から受験会場の近くに宿を取るとは、用心深いというより暮れぬ先の提灯だ。
類義語
- 手回しがよい
- 用意周到
- 準備万端
- 転ばぬ先の杖
- 石橋を叩いて渡る
対義語
- 泥棒を捕らえて縄を綯う
- 後手に回る
- 後の祭り