昨日の飯で今日の腹は張らぬ
読み方
きのう の めし で きょう の はら は はらぬ意味
昨日食べた飯で今日の空腹は満たせないように、過去の利益・成功・恩恵だけでは現在の必要や問題は解決できないということ。昔の実績に頼らず、今必要な努力や対策をしなければならない、という戒めにも使う。由来
日々食事をしなければ腹は満たされないという生活実感から生まれたたとえ。具体的な作者・初出年は不明。江戸期以降の庶民的なことわざとして伝わったと考えられるが、成立時期を特定できる文献は明確ではない。備考
古風で硬い表現。「張らぬ」は「ふくれない」の意。日常会話より、説教・評論・ビジネス上の戒めで使われやすい。例文
- 去年の大ヒットに満足して新商品を出さないようでは、昨日の飯で今日の腹は張らぬというものだ。
- 昔は成績がよかったからといって、試験前に勉強しなければ受からない。昨日の飯で今日の腹は張らぬよ。
- 先月の売り上げが好調だったから安心だと言うが、今月の営業を怠れば昨日の飯で今日の腹は張らぬ。
- 祖父は、若いころの成功談ばかりする私に、昨日の飯で今日の腹は張らぬと諭した。
- 過去の寄付に感謝はしているが、今の運営費には足りない。まさに昨日の飯で今日の腹は張らぬだ。
類義語
- 過去の栄光では飯は食えない
- 昨日の飯は今日の飢えを救わず
- 昔の功名今何の役にも立たず
対義語
- 昔取った杵柄
- 蓄えあれば憂いなし
- 備えあれば憂いなし