昨日の花は今日の塵
読み方
きのう の はな は きょう の ちり意味
昨日は美しく咲いていた花も、今日は散って塵となるように、世の中の栄華・美しさ・地位・幸福などは長く続かず、はかなく移り変わるという意味。人生や世間の無常、盛んなものが衰える早さを戒めていう。由来
美しい花が一日で散り、塵のようになる自然の変化を、人の栄華や世の盛衰にたとえたことば。仏教の無常観と結びついて広まったと考えられる。成立年・初出は不詳だが、近世以降のことわざとして用いられてきた。備考
やや古風・文語的な響きがある。単なる失敗よりも、栄華や美しさが短期間で衰える無常感を強調するときに使う。例文
- あれほど人気だった商品が今では誰にも見向きされないとは、まさに昨日の花は今日の塵だ。
- 若いころの名声にあぐらをかいてはいけない。昨日の花は今日の塵というだろう。
- 一時は繁盛していた商店街も、今では人通りが少ない。昨日の花は今日の塵を思わせる光景だ。
- 美貌も地位も永遠ではない。昨日の花は今日の塵と心得て、謙虚に生きたい。
- 彼の会社は急成長したが、数年後には倒産した。昨日の花は今日の塵とはこのことだ。
類義語
- 諸行無常
- 栄枯盛衰
- 盛者必衰
- 有為転変
- 昨日の錦今日の襤褸
対義語
- 千古不易
- 万古不易
- 不変不朽