明日食う塩辛に今日から水を飲む
読み方
あす くう しおから に きょう から みず を のむ意味
物事が実際に起こる前から、必要以上に心配したり、早すぎる準備をしたりすること。明日塩辛を食べて喉が渇くかもしれないからと、今日のうちから水を飲んでも意味がない、という滑稽さをたとえる。由来
成立年や初出文献は未詳。塩辛は塩分が強く、食べた後に喉が渇きやすい食品であることから、「明日食べる塩辛」のために「今日から水を飲む」という、早すぎて無意味な用意を笑う表現として生まれた。江戸期以降の口承的なことわざと考えられるが、確実な年代は不明。備考
「明日」は「あす」と読むのが一般的。早めの備え全般を否定する語ではなく、根拠が薄いのに先走ることを皮肉る、やや古風な表現。例文
- まだ試験日も発表されていないのにホテルを予約するなんて、明日食う塩辛に今日から水を飲むようなものだ。
- 採用が決まる前から退職祝いの店を押さえるのは、明日食う塩辛に今日から水を飲むというものだよ。
- 台風の進路も分からないうちに週末の予定を全部キャンセルするのは、明日食う塩辛に今日から水を飲むに近い。
- 子どもがまだ小学生なのに大学の下宿先を探し始めるとは、明日食う塩辛に今日から水を飲むとはこのことだ。
- 契約書も届いていない段階で大量に在庫を仕入れるのは、明日食う塩辛に今日から水を飲むようで危ない。
類義語
- 気が早い
- 取り越し苦労
- 杞憂
- 早合点
- 捕らぬ狸の皮算用
対義語
- 転ばぬ先の杖
- 備えあれば憂いなし
- 泥棒を捕らえて縄を綯う
- 後の祭り