明日の事を言えば天井で鼠が笑う
読み方
あす の こと を いえば てんじょう で ねずみ が わらう意味
明日のような近い将来のことでも、実際にどうなるかは誰にも分からないという意味。先のことを確かなもののように言ったり、得意げに予定を語ったりしても、思い通りになるとは限らず、身近な鼠にさえ笑われるほどあてにならない、という戒め。由来
成立時期・初出は不詳。江戸時代ごろの庶民生活を背景にした俗諺と考えられる。天井裏に鼠がいる木造家屋の暮らしから、人が明日のことを分かったように話すのを、天井の鼠がこっそり笑っているという発想で生まれた表現。備考
やや古風で珍しい表現。一般には「来年の事を言えば鬼が笑う」がよく使われる。合理的な準備を否定する語ではなく、断定や楽観への戒め。例文
- 来月は必ず売上が倍になると彼は言うが、明日の事を言えば天井で鼠が笑うというものだ。
- 試験前から合格後の旅行計画ばかり立てていると、明日の事を言えば天井で鼠が笑うよ。
- 景気がよくなると決めつけて投資するのは危ない。明日の事を言えば天井で鼠が笑う。
- まだ契約も済んでいないのに成功を祝うのは早い。明日の事を言えば天井で鼠が笑うだ。
- 彼女は慎重なので、将来の話になると『明日の事を言えば天井で鼠が笑う』と言って、断言を避ける。
類義語
- 来年の事を言えば鬼が笑う
- 明日のことは明日案じよ
- 明日は明日の風が吹く
- 一寸先は闇
- 先の事は分からない
対義語
- 備えあれば憂いなし
- 転ばぬ先の杖
- 用心に怪我なし
- 先んずれば人を制す