早牛も淀遅牛も淀
読み方
はやうし も よど おそうし も よど意味
足の速い牛も遅い牛も、結局は同じ淀に着くという意から、急いでもゆっくりでも結果や到達点が同じなら、むやみに焦る必要はないというたとえ。人の進み方や物事の早遅を過度に気にしなくてよい、という意味で使われる。由来
淀は京都南部の地名で、かつて交通・運送の要所だった。荷を運ぶ牛が速く歩いても遅く歩いても、目的地や休み所である淀に着くことに変わりはない、という実感から生まれたとされる。成立年代は未詳だが、牛による陸上輸送が日常的だった近世以前の生活感覚を背景にもつと考えられる。備考
「淀」は京都の地名。現代の日常会話ではやや古風で、意味が通じにくい場合があるため、説明を添えるとよい。努力不要という意味ではなく、焦りを戒める表現。例文
- 同期より昇進が遅いと焦っていたが、先輩に「早牛も淀遅牛も淀だよ」と励まされた。
- 資格試験の勉強は人より時間がかかってもいい。早牛も淀遅牛も淀で、最後に合格できればよい。
- 彼女は作業がゆっくりだが、品質は確かだ。早牛も淀遅牛も淀というように、急がせすぎないほうがいい。
- 新しい技術を覚える速さには個人差がある。早牛も淀遅牛も淀だから、自分のペースを守ろう。
- 急いで提出してミスを出すより、落ち着いて仕上げよう。早牛も淀遅牛も淀という考え方も大切だ。
類義語
- 急いては事を仕損じる
- 急がば回れ
- 慌てる乞食は貰いが少ない
- 早いも遅いも行き着く所は同じ
対義語
- 先んずれば人を制す
- 善は急げ
- 機先を制する
- 早い者勝ち