日光を見ずして結構と言うな
読み方
にっこう を みずして けっこう と いうな意味
すばらしいものを見た、または十分に知ったつもりでいても、世の中にはさらに優れたものがあるので、軽々しく「結構だ」「最高だ」と言ってはならない、という意味。特に、日光東照宮ほど見事なものを見ずに美を語るな、というたとえ。由来
江戸時代の日光東照宮に由来することわざ。日光東照宮は徳川家康を祀る社として元和3年(1617年)に創建され、寛永13年(1636年)に大造替で豪華な社殿群が整えられた。その壮麗さが広く知られ、「日光を見ないうちは『結構』と言うな」という言い回しが生まれたとされる。成立の正確な年は不明だが、近世以降に流布した表現である。備考
「結構」は「すばらしい」の意。日光東照宮の美を称える言葉だが、現代では「最高と決める前にもっと広く見よ」という比喩にも使う。例文
- 京都や奈良の寺社も見事だが、日光を見ずして結構と言うなというから、次は東照宮へ行ってみたい。
- この庭園だけで日本一だと決めつけるのは早いよ。日光を見ずして結構と言うな、だ。
- 海外の宮殿を見て感動したが、友人に日光を見ずして結構と言うなと言われ、日光旅行を計画した。
- 新人デザイナーは自分の作品に満足していたが、先輩は日光を見ずして結構と言うなと諭した。
- この店の料理を最高だと思っていたけれど、名店を食べ歩くうちに、日光を見ずして結構と言うなという言葉を実感した。
類義語
- 百聞は一見に如かず
- 井の中の蛙大海を知らず
- 上には上がある
対義語
- 見ぬが花
- 聞いて極楽見て地獄