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日の下に新しきものなし

読み方

ひ の した に あたらしき もの なし

意味

世の中で「まったく新しい」と思われるものでも、よく見れば過去に似た考え・出来事・形があり、完全な新奇性はほとんどないという意味。人間社会の営みや流行、発明、争いなどは形を変えて繰り返される、という達観を表す。

由来

旧約聖書「伝道の書(コヘレトの言葉)」1章9節の「日の下には新しいものはない」に由来する。原文は古代ヘブライ語で、成立時期は諸説あるが紀元前3世紀ごろともされる。日本語では明治期以降の聖書翻訳を通じて広まり、文語的表現「新しきものなし」として定着した。

備考

聖書由来の文語調の表現で、日常会話より評論・随筆・スピーチで使われやすい。やや諦観や皮肉を含むことが多い。

例文

  • 最新のSNSだと言われているが、人が集まって評判を競う点では昔の掲示板と同じで、日の下に新しきものなしだ。
  • 若者文化を嘆く声はいつの時代にもある。資料を読むと、まさに日の下に新しきものなしと感じる。
  • このビジネスモデルは革新的に見えるが、仕組みは昔の仲介業をデジタル化しただけで、日の下に新しきものなしとも言える。
  • 流行の服装を見て驚いたが、母の若いころの写真にも似たデザインがあり、日の下に新しきものなしだと思った。
  • 政治家の不祥事をめぐる報道を見るたび、歴史は繰り返す、日の下に新しきものなしだとため息が出る。

類義語

  • 歴史は繰り返す
  • 昔も今も変わらない
  • 新奇なものはない
  • 温故知新

対義語

  • 前代未聞
  • 空前絶後
  • 未曾有
  • 破天荒
  • 世界初

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