新しい畳に古い柱
読み方
あたらしい たたみに ふるい はしら意味
畳は新しいものが気持ちよく、柱は古いものほど家の風格や落ち着きを感じさせることから、新しいものと古いものにはそれぞれの良さがあり、うまく取り合わせると味わいが増すというたとえ。新しければ何でもよい、古ければ何でも悪い、という考えを戒める意味でも使われる。由来
正確な成立時期や初出は不明。日本の伝統家屋では、畳は張り替えたばかりの青々しさや香りが喜ばれ、柱は長年使い込まれて艶や風格を増すものとされた。こうした住文化を背景に生まれた言い回しで、少なくとも近世以降の生活感覚に基づくことわざと考えられるが、具体的な年代は特定されていない。備考
住宅や組織づくりなどで、新旧の調和を肯定的に述べる表現。文字どおり家の造作を評する場合にも、比喩として人材や制度の組み合わせを評する場合にも使える。例文
- 古民家を改装するなら、全部を新品にするより、新しい畳に古い柱で昔の趣を残したほうがいい。
- 新人の発想とベテランの経験を組み合わせると、新しい畳に古い柱で、企画に深みが出る。
- この旅館は客室の畳だけを替え、黒光りする柱は残していて、まさに新しい畳に古い柱だ。
- 最新の技術を導入しながら創業以来の信用を大切にする姿勢は、新しい畳に古い柱と言える。
- 家具を買い替えるときも、古い梁や柱の雰囲気を生かせば、新しい畳に古い柱のような落ち着いた部屋になる。
類義語
- 新畳に古柱
- 畳は新しいほどよく柱は古いほどよい
- 古きを温ねて新しきを知る
- 新旧取り合わせて妙
対義語
- 古い畳に新しい柱