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損せぬ人に儲けなし

読み方

そんせぬ ひと に もうけ なし

意味

損をする可能性や一時的な損失をまったく避けていては、大きな利益や成功は得られないという意味。商売や投資だけでなく、挑戦にはリスクや先行負担が伴うことを戒める言葉。

由来

商売上の経験則から生まれたことわざとされる。利益を得るには仕入れ・投資・値引きなど、先に損や負担を受け入れる必要があるという考えに基づく。初出文献や成立年は未詳だが、江戸時代以降の商人社会で広まった類の言い回しと考えられる。

備考

商売・投資の文脈で使いやすいが、挑戦一般にも用いられる。無謀な損を勧める言葉ではなく、利益には相応のリスクや先行投資が必要という趣旨。

例文

  • 新しい店を出すには初期費用がかかるが、損せぬ人に儲けなしだ。
  • 広告費を惜しんでいては客は増えない。損せぬ人に儲けなしというだろう。
  • 多少の失敗を恐れて挑戦しないなら、損せぬ人に儲けなしで成長もない。
  • 新商品の開発には赤字の期間もあるが、損せぬ人に儲けなしと考えて投資した。
  • 彼は在庫を抱えるリスクを承知で仕入れを増やした。まさに損せぬ人に儲けなしだ。

類義語

  • 損して得取れ
  • 虎穴に入らずんば虎子を得ず
  • 蒔かぬ種は生えぬ
  • 身銭を切る
  • 危ない橋も一度は渡れ

対義語

  • 石橋を叩いて渡る
  • 君子危うきに近寄らず
  • 触らぬ神に祟りなし

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