据え膳食わぬは男の恥
読み方
すえぜん くわぬ は おとこ の はじ意味
目の前に用意された食事を食べないのは失礼である、というたとえから、女性の側から好意や誘惑を示してきたのに男性が応じないのは男として恥だ、という意味。現代では、性的・性別役割的な価値観を含む古い表現として受け取られることが多い。由来
「据え膳」は、客の前に据え置かれた食膳、つまりすぐ食べられるよう用意された食事のこと。そこから、手間なく差し出された好機や、とくに女性からの誘いを比喩するようになった。正確な成立年は不明だが、近世、特に江戸時代の俗語・遊里文化の中で広まった表現と考えられる。備考
性的誘いを男性中心に語る古風で性差別的な表現。現代の日常会話や職場では不快に受け取られやすく、使用には強い注意が必要。例文
- 彼は友人に「据え膳食わぬは男の恥だぞ」とからかわれたが、失礼な言い方だと思って聞き流した。
- 昔の小説には、女性から誘われた男性に対して「据え膳食わぬは男の恥」と言う場面が出てくる。
- 上司が冗談のつもりで「据え膳食わぬは男の恥」と言ったが、職場では不適切な発言として注意された。
- 祖父は古い価値観で「据え膳食わぬは男の恥」と言うが、私は相手の気持ちを尊重することのほうが大切だと思う。
- 飲み会でそのことわざを使ったら、今は「据え膳食わぬは男の恥」なんて軽々しく言うべきではないと友人にたしなめられた。
類義語
- 据え膳と河豚汁は食わねばならぬ
- 来る者は拒まず
- 逃がした魚は大きい
対義語
- 君子危うきに近寄らず
- 触らぬ神に祟りなし
- 李下に冠を正さず