捨て子は世に出る
読み方
すてご は よ に でる意味
親に捨てられるような不幸な境遇に生まれた子は、かえって運が強く、成長して社会に出て成功したり、名を上げたりするものだという意味。不遇な出発でも将来は開ける、という励ましとしても用いられる。由来
正確な初出や成立年は不詳。近世以降の日本の口承・俗信に由来すると考えられ、親の庇護を失った子は天や世間に守られて強運を得る、という考え方から生まれた言い回し。「世に出る」は社会に現れて成功する、名を知られる意。備考
「捨て子」は現代では非常に繊細な語。実際の出自や養育環境に触れて使うと失礼・差別的に響くため、使用には注意が必要。例文
- 幼いころ苦労した彼が国際的な研究者になったと聞き、祖母は「捨て子は世に出るものだね」としみじみ言った。
- 誰にも期待されていなかった新人が大ヒット商品を生み、まさに捨て子は世に出るという結果になった。
- 家庭に恵まれなかったからといって将来まで暗いとは限らない。捨て子は世に出るという言葉もある。
- 一度は企画会議で捨てられた案が、後に会社を救う看板事業になった。捨て子は世に出るとはこのことだ。
- 彼女の成功談を聞くと、捨て子は世に出るということわざを思い出さずにはいられない。
類義語
- 捨てる神あれば拾う神あり
- 禍福は糾える縄の如し
- 沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり