漢字辞典.com

検索
愛多ければ憎しみ至る

読み方

あい おおければ にくしみ いたる

意味

人から特別に愛されたり、厚い恩恵を受けたりしすぎると、それをねたむ周囲の人から憎まれやすいということ。また、愛情や好意が度を越すと、かえって反感・憎悪を生むことのたとえ。

由来

中国古典『亢倉子』などに見える「恩甚則怨生、愛多則憎至(恩甚だしければ怨み生じ、愛多ければ憎しみ至る)」に由来するとされる。『亢倉子』は戦国時代の思想家・庚桑楚に仮託されるが、現行本の成立・整理は唐代、8世紀ごろと見る説が有力。日本への伝来時期は未詳。

備考

文語的で硬い表現。日常会話より文章・解説で使われる。「愛が憎しみに変わる」だけでなく、寵愛や特別扱いが他人の嫉妬を招く意味でも使う。

例文

  • 社長が一人の社員だけをかわいがりすぎたため、愛多ければ憎しみ至るで、社内の不満が一気に高まった。
  • 親が兄ばかりを褒めるので、弟は愛多ければ憎しみ至るという言葉どおり、兄に反発するようになった。
  • 人気者ほど敵も多い。愛多ければ憎しみ至るで、彼女への称賛は同時に嫉妬も生んでいる。
  • 上司のえこひいきは危険だ。愛多ければ憎しみ至るというように、特別扱いされた部下まで周囲から孤立してしまう。
  • ファンの期待を一身に受けた選手は、少し結果が出ないだけで激しく批判された。まさに愛多ければ憎しみ至るだ。

類義語

  • 恩甚だしければ怨み生ず
  • 可愛さ余って憎さ百倍
  • 愛憎は紙一重

このことわざに含まれる漢字

同じ漢字を含むことわざ

同じ漢字を含む四字熟語