情けが仇
読み方
なさけ が あだ意味
親切心や同情から相手に手を貸したことが、かえって相手のためにならなかったり、自分に不利益をもたらしたりすること。善意で行った行為が予期せず悪い結果を招く場合にいう。由来
「情け」は思いやり・同情、「仇」は害や災いを意味する語。思いやりの行為が逆に害となるという経験則から生まれた表現で、具体的な初出や成立年代は不詳。近世以降の用例が見られるが、正確な年は特定されていない。備考
善意そのものを否定する語ではなく、助け方や加減を誤ると逆効果になるという戒め。会話では「情けが仇になる」の形がよく使われる。例文
- 困っている友人に何度もお金を貸したが、働く気をなくしてしまい、情けが仇になった。
- 子どもの宿題を親が全部手伝ってしまうと、情けが仇で本人の力がつかない。
- 部下をかばったつもりだったが、問題の発見が遅れ、情けが仇となった。
- 野良猫に餌をやり続けた結果、近所でトラブルになり、情けが仇になってしまった。
- 相手の負担を減らそうとして仕事を引き受けたが、かえって全体の進行を乱し、情けが仇だった。
類義語
- 情けが仇になる
- 親切が仇になる
- 恩が仇
- ありがた迷惑
- 小さな親切大きなお世話
対義語
- 情けは人の為ならず
- 親切は身を助く
- 善因善果