恋は曲者
読み方
こい は くせもの意味
恋というものは、人の心を思いがけない方向へ動かし、冷静な判断を失わせたり、普段ならしない行動をさせたりする厄介で不思議なものだ、という意味。恋愛感情の扱いにくさや、人を惑わせる力をいう。由来
「曲者」は本来、正体がつかみにくい者、油断ならない者、怪しい者を指す語。恋をそのような「人を惑わす厄介な存在」にたとえた表現で、正確な初出は不明。近世、特に江戸時代ごろの俗語・俚諺として「恋は曲者、味なもの」などの形で広まったとされる。備考
やや古風な言い回しだが現在も通じる。恋愛を否定するより、恋が人を惑わせる不思議さを軽く評する場面で使うことが多い。例文
- 普段は慎重な彼が突然会社を辞めると言い出すなんて、恋は曲者だ。
- 友人の忠告が耳に入らないほど彼女に夢中らしい。まったく恋は曲者である。
- 試験前なのに好きな人のことばかり考えてしまうとは、恋は曲者だね。
- あれほど冷静だった姉が相手の一言で泣いたり笑ったりしている。恋は曲者だと思う。
- 恋は曲者というから、相手に夢中なときほど一度立ち止まって考えたほうがいい。
類義語
- 恋は盲目
- 恋は思案の外
- 恋は闇
- 恋の闇
- 惚れた欲目