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性相近し習い相遠し

読み方

せい あい ちかし ならい あい とおし

意味

人間は生まれつきの本性には大きな差がなく、互いに似通っているが、その後の学習・習慣・教育・環境によって大きな違いが生じるという意味。人の成長には後天的な習いが重要であることを説く言葉。

由来

中国の古典『論語』陽貨篇にある孔子の言葉「性相近也、習相遠也」に由来する。成立は孔子の没後、戦国時代ごろ(紀元前5〜前3世紀ごろ)に弟子たちが言行を編んだものとされ、日本には漢籍として古代から伝わった。

備考

漢文訓読調の古風な表現で、日常会話より文章・講話・教育論で使われやすい。生得説よりも教育や環境の影響を重視する文脈に適する。

例文

  • 同じ家庭で育っても、受けた教育や友人関係で性格が変わるのを見ると、性相近し習い相遠しだと思う。
  • 新人の能力差を決めつけず、よい指導を続けるべきだ。まさに性相近し習い相遠しである。
  • 子どものころは似たような二人だったが、進んだ道の違いで考え方が大きく分かれた。性相近し習い相遠しとはこのことだ。
  • 社員研修を軽視してはいけない。性相近し習い相遠しで、環境が人の仕事ぶりを大きく左右する。
  • 人は生まれつきだけで決まるのではない。性相近し習い相遠しというように、日々の習慣が人格を形づくる。

類義語

  • 氏より育ち
  • 習い性となる
  • 人は環境によって変わる
  • 玉磨かざれば光なし

対義語

  • 三つ子の魂百まで
  • 生まれつきは変えられない

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