急ぎの用は静かにせよ
読み方
いそぎ の よう は しずか に せよ意味
急いで処理しなければならない用事ほど、慌てたり焦ったりせず、落ち着いて慎重に行うべきだという教え。焦ると判断を誤ったり手順を抜かしたりして、かえって失敗や遅れを招くという意味。由来
正確な初出や成立年代は未詳。急ぐ場面でこそ心を静め、手順を確かめて行動すべきだという生活上の経験から生まれた処世訓と考えられる。近世以降の教訓的なことわざとして伝わったとされるが、特定の故事に由来するものではない。備考
「急がば回れ」「急いては事を仕損じる」と近い意味。命令形の「せよ」はやや古風で、日常会話より教訓・助言として使われる。例文
- 締め切り直前だからこそ、急ぎの用は静かにせよと思って、まず必要な資料を確認した。
- トラブル対応で皆が慌てていたが、課長は「急ぎの用は静かにせよ」と言って手順を整理した。
- 入試の願書提出を急ぐあまり記入漏れをしそうになり、急ぎの用は静かにせよという言葉を思い出した。
- 救急の連絡をするときは、焦って早口になるより、急ぎの用は静かにせよで、住所と状況を正確に伝えることが大切だ。
- 大事な取引先への返信を急いでいたが、急ぎの用は静かにせよと考え、送信前に内容をもう一度見直した。
類義語
- 急がば回れ
- 急いては事を仕損じる
- 慌てる乞食は貰いが少ない
- 急ぐ時ほど落ち着け
- 急ぎの文は静かに書け
対義語
- 急いては事を仕損じる(反対というより戒めの近縁句)
- せいては事を仕損じる