思えば思わるる
読み方
おもえば おもわるる意味
こちらが相手を大切に思い、好意や誠意をもって接すれば、相手からも同じように思われるものだということ。人の感情や態度は一方通行ではなく、相互に影響し合うという教え。由来
明確な初出や成立年代は不詳。「思えば」は「思うならば」、「思わるる」は古語の受身・自発の助動詞を含む形で「思われる」の意。特定の故事に基づくというより、相手への思いが返ってくるという経験則を述べた古い言い回しで、近世以前から伝わることわざとされる。備考
古風で文語的な響きがあり、日常会話より文章・教訓的表現で使われやすい。恋愛だけでなく人間関係全般に用いる。例文
- 転校したばかりで不安だったが、こちらから親切に話しかけているうちに友人が増え、思えば思わるるだと感じた。
- 部下を信頼して任せるようにしたら、部下もこちらを信頼して相談してくれるようになった。まさに思えば思わるるである。
- 家族だからと甘えず、感謝の気持ちを示すことが大切だ。思えば思わるるというように、思いやりは返ってくる。
- 地域の人に挨拶を続けていたら、困ったときに皆が助けてくれた。思えば思わるるとはこのことだ。
- 恋愛に限らず、職場の人間関係でも思えば思わるるで、相手を尊重する姿勢が信頼を生む。
類義語
- 好けば好かれる
- 愛すれば愛される
- 情けは人のためならず
- 魚心あれば水心
対義語
- 憎まれっ子世にはばかる
- 恩を仇で返す