思い内にあれば色外に現る
読み方
おもい うちに あれば いろ そとに あらわる意味
心の中で強く思っていることや感情は、隠そうとしても自然に顔色・表情・態度に表れてしまうという意味。好意、不満、不安、動揺など、内面の気持ちは外見やふるまいから他人に察せられるものだという教え。由来
正確な初出や成立年は不明。漢文訓読調の言い回しで、「内」は心の中、「色」は顔色・表情を指す。中国古典に見える「誠於中、形於外」のような、内面は外面に表れるという思想と通じ、日本では遅くとも近世以降、ことわざとして用いられてきたとされる。備考
やや古風・文語的な表現。「色」は色彩ではなく顔色や表情のこと。日常会話では「顔に出る」と言い換えることが多い。例文
- 彼女は平気なふりをしていたが、思い内にあれば色外に現るで、寂しさが顔に出ていた。
- 上司への不満を隠しているつもりでも、思い内にあれば色外に現るから、態度には気をつけたほうがいい。
- 彼がその話題になると急に笑顔になるのは、まさに思い内にあれば色外に現るだ。
- 面接では緊張を隠そうとしたが、思い内にあれば色外に現るで、声が少し震えてしまった。
- 子どもは嘘をついていないと言ったが、思い内にあれば色外に現るというように、目をそらしたので分かってしまった。
類義語
- 顔に書いてある
- 顔に出る
- 目は口ほどに物を言う
- 思う色は顔に出る
- 心の中は顔に出る
対義語
- 能ある鷹は爪を隠す
- 深い川は静かに流れる