怒りは敵と思え
読み方
いかり は てき と おもえ意味
怒りの感情は判断を誤らせ、身を滅ぼす原因にもなるので、自分に害をなす敵だと思って慎むべきだ、という教え。腹が立つ場面でも感情に任せず、冷静さと忍耐を保つことの大切さを説く。由来
徳川家康の遺訓として知られる「東照公御遺訓」の一節「怒りは敵と思へ」に由来するとされる。家康の没年は1616年で江戸初期に結び付けられるが、遺訓自体は後世の成立・編集とする説もあり、正確な成立年は不明。備考
武士の処世訓・修養訓として語られることが多い。日常会話ではやや硬い表現で、座右の銘や戒めとして用いられる。例文
- 会議で厳しい意見を言われたが、怒りは敵と思えと自分に言い聞かせ、冷静に返答した。
- 子どもを叱るときこそ、怒りは敵と思えという言葉を忘れてはいけない。
- 取引先の失礼な態度に腹が立ったが、怒りは敵と思えで、その場では感情を抑えた。
- SNSで反論したくなったときは、怒りは敵と思えと思い出して、すぐに投稿しないようにしている。
- 彼は短気で失敗が多かったが、怒りは敵と思えを座右の銘にしてから人間関係がよくなった。
類義語
- 短気は損気
- 堪忍は身の宝
- ならぬ堪忍するが堪忍
- 腹が立つなら親を思い出せ