快刀乱麻を断つ
読み方
かいとう らんま を たつ意味
複雑にもつれた問題や紛糾した事態を、鋭い判断力や思い切った手段で、ためらわず鮮やかに解決すること。特に、利害や意見が入り組んで収拾がつかない状況を、強い決断で一気に整理する場合に用いる。由来
中国の故事に由来する。『北斉書』文宣帝紀に見える、南北朝時代の高洋が、もつれた糸を解くよう命じられた際、刀で断ち切って「乱れたものは斬るべきだ」と言った逸話がもと。出来事は6世紀中頃、書物の成立は唐代の636年ごろ。備考
「快刀」はよく切れる刀、「乱麻」はもつれた麻。文章語・改まった表現で、政治・経営・裁判・推理など複雑な問題の解決に多い。例文
- 新任の部長は、長年対立していた二つの部署の問題を快刀乱麻を断つように解決した。
- 会議が堂々巡りになったところで、彼女が快刀乱麻を断つ発言をして方針が決まった。
- 複雑な相続問題だったが、弁護士が快刀乱麻を断つごとく論点を整理してくれた。
- 市長は利害の絡む再開発計画に対し、快刀乱麻を断つ決断を下した。
- その探偵は、入り組んだ証言の矛盾を見抜き、事件を快刀乱麻を断つように解決した。
類義語
- 一刀両断
- 即断即決
- 迅速果断
- 果断な処置
- 難問を一挙に解決する
対義語
- 優柔不断
- 遅疑逡巡
- 先送り
- 煮え切らない態度
- 逡巡して決められない