心の駒に手綱許すな
読み方
こころ の こま に たづな ゆるすな意味
人の心は、放っておくと馬のように欲望や感情のまま走り出してしまうものだから、自分でしっかり抑え、節度を失わないようにせよという戒め。衝動・怒り・欲・慢心などを自制する大切さをいう。由来
成立年は不詳。心を御しにくい馬、理性や自制を手綱にたとえる比喩から生まれたことわざ。馬が生活や武家文化に身近だった中世〜近世に広まった表現と考えられ、江戸時代のことわざ・俚諺の系統にも見られる。備考
やや古風で教訓的な言い回し。日常会話より、説教・文章・自己戒めの文脈で使われやすい。「駒」は馬のこと。例文
- 腹が立ってもすぐに言い返してはいけない。心の駒に手綱許すな、だ。
- 試験前なのに遊びたい気持ちが強いが、心の駒に手綱許すなと思って机に向かった。
- 成功して調子に乗りそうなときほど、心の駒に手綱許すなと自分に言い聞かせている。
- 買い物で衝動買いをしそうになったが、心の駒に手綱許すなと思い直して店を出た。
- 部下を叱る場面では、怒りに任せず、心の駒に手綱許すなという態度が大切だ。
類義語
- 欲を制すれば身を助く
- 己に克つ
- 克己復礼
- 心を律する
- 煩悩を制す
対義語
- 欲のままに生きる
- 感情に流される
- 心の赴くままにする