徳は孤ならず必ず隣あり
読み方
とく は こ ならず かならず となり あり意味
徳のある人は決して孤立しない。誠実で善良な行いを続けていれば、自然にその人を理解し支える仲間や協力者が現れる、という意味。人徳や正しい生き方の力を説くことば。由来
中国の古典『論語』里仁篇の「子曰、徳不孤、必有隣」に由来する。孔子の言葉として伝えられ、『論語』の成立は戦国時代から前漢初期、紀元前4〜2世紀ごろとされるが、正確な年は不明。日本では漢文訓読により「徳は孤ならず、必ず隣あり」と読まれ定着した。備考
道徳・人徳を重んじる硬い表現で、日常会話よりも文章・講話・式辞などで用いられやすい。単なる「友人が多い」という意味ではない。例文
- 彼は見返りを求めず地域の清掃を続けてきたが、今では多くの人が手伝っている。徳は孤ならず必ず隣ありだ。
- 新しい職場で最初は一人だったが、誠実に仕事をしているうちに協力者が増えた。徳は孤ならず必ず隣ありということだろう。
- 不正を断って正しい判断をした彼女を、後になって皆が支持した。まさに徳は孤ならず必ず隣ありである。
- 被災地支援を黙々と続ける団体に、全国から寄付が集まった。徳は孤ならず必ず隣ありを実感する出来事だった。
- 短期的には損をしても、人として正しい道を選べば味方は現れる。徳は孤ならず必ず隣ありと信じたい。
類義語
- 類は友を呼ぶ
- 善因善果
- 積善の家には必ず余慶あり
- 情けは人の為ならず
対義語
- 悪事千里を走る
- 憎まれっ子世にはばかる