後の喧嘩を先にする
読み方
あと の けんか を さき に する意味
あとで争いになりそうな問題を、先に話し合ったり取り決めたりしておくこと。将来のもめ事を避けるために、あらかじめ条件・責任・分担などをはっきりさせておく、という意味で使う。由来
後になってから不満や利害の衝突で喧嘩になるくらいなら、その前に問題点を表に出して決めておくべきだ、という生活上の知恵から生まれた表現。成立時期や初出は不明だが、近世以降の口承的なことわざとして用いられてきたと考えられる。備考
実際に喧嘩を勧める言葉ではなく、将来の衝突を防ぐために事前確認や取り決めをする、という前向きな意味で使う。例文
- 共同で店を始めるなら、利益の分け方は最初に決めておこう。後の喧嘩を先にするというからね。
- 旅行の費用負担で揉めないように、後の喧嘩を先にするつもりで予算を確認した。
- 親の介護については、兄弟で後の喧嘩を先にする形で役割分担を話し合った。
- 契約書を細かく作るのは面倒だが、後の喧嘩を先にするためには必要だ。
- ルームシェアを始める前に掃除当番を決めたのは、後の喧嘩を先にする意味があった。
類義語
- 転ばぬ先の杖
- 備えあれば憂いなし
- 先手を打つ
- 予防線を張る
- 事前に釘を刺す
対義語
- 泥棒を捕らえて縄を綯う
- 泥縄
- 後の祭り