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当たらずといえども遠からず

読み方

あたらず と いえども とおからず

意味

完全に正解しているわけではないが、見当違いでもなく、かなり真実や正解に近いという意味。推測・説明・批評などが「惜しい」「大筋では合っている」と評価するときに使う。

由来

漢籍『礼記』の一篇とされる『大学』の句「心誠求之、雖不中不遠矣」に由来するとされる。『大学』の成立時期は諸説あるが、戦国時代末から前漢期(紀元前4〜前2世紀ごろ)にまとめられたとみられる。日本では漢文訓読により「中らずと雖も遠からず」と読まれ、のちに「当たらず」とも書かれるようになった。

備考

「中らず」と書く形も伝統的。やや硬い表現で、日常会話では「いい線いっている」「大体合っている」と言い換えられることが多い。

例文

  • 彼の推理は犯人こそ違っていたが、動機の点では当たらずといえども遠からずだった。
  • その市場予測は数字こそ外れたものの、全体の流れについては当たらずといえども遠からずと言える。
  • 友人に『転職を考えているのでは』と言われ、当たらずといえども遠からずで驚いた。
  • 先生の解説を聞くと、私の答えは当たらずといえども遠からずだったようだ。
  • 記事の内容には誤解もあるが、会社の課題を指摘している点では当たらずといえども遠からずだ。

類義語

  • 的外れではない
  • いい線を行く
  • 大筋で当たっている
  • 核心に近い
  • 中らずと雖も遠からず

対義語

  • 的外れ
  • 見当違い
  • 見当外れ
  • 箸にも棒にも掛からない
  • 大きく外れる

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