弓は引き加減
読み方
ゆみ は ひきかげん意味
弓は強く引きすぎても弱すぎてもよい射はできず、ほどよい引き加減が大切であることから、物事は度合いや手加減が肝心で、何事も行き過ぎたり不足したりしてはいけないというたとえ。由来
成立時期・初出は未詳。弓術で、弓は矢の勢いや狙いを見て適切な強さで引く必要があるという経験則から生まれたことわざ。近世以前から口承で用いられたと考えられるが、具体的な年代は不明。備考
やや古風な言い回し。日常会話より、教訓的・比喩的に「加減が大切」と述べる場面で使われる。厳密な対義語は少ない。例文
- 部下を叱るにも弓は引き加減で、厳しすぎるとやる気を失わせてしまう。
- 広告費を増やせばよいというものではない。弓は引き加減で、効果を見ながら調整しよう。
- 子どもの勉強を手伝うときは、弓は引き加減で、口を出しすぎないことも大切だ。
- 交渉では強く出る場面も必要だが、弓は引き加減を忘れると相手を硬化させる。
- 健康のための運動も、弓は引き加減で、無理をするとかえって体を痛める。
類義語
- 過ぎたるは猶及ばざるが如し
- 中庸を得る
- ほどほどが肝心
- 薬も過ぎれば毒となる
- 腹八分目に医者いらず
対義語
- 過ぎたるは猶及ばざるが如し(※対義ではなく類義)
- 無理が通れば道理引っ込む