弁慶にも泣き所
読み方
べんけい にも なきどころ意味
どんなに強く見える人、優れた人、権力や実力を持つ人にも、必ず弱点や苦手なものがあるという意味。外見や評判だけで相手を完全無欠だと思い込んではならない、という戒めにも使われる。由来
平安末期(12世紀)に活躍したとされる豪傑・武蔵坊弁慶に由来する。向こう脛は打つと強い痛みで思わず泣く急所で、「弁慶の泣き所」と呼ばれた。そこから、弁慶ほどの強者にも弱点があるというたとえになった。ことわざとしての成立年代・初出は不明。備考
「弁慶の泣き所」は向こう脛そのものを指す場合が多く、「弁慶にも泣き所」は比喩的に弱点をいう。人を評する表現なので、目上にはやや注意。例文
- あの名人にも苦手な作業があるとは、まさに弁慶にも泣き所だ。
- 大企業だから安心だと思っていたが、情報管理の甘さを見ると弁慶にも泣き所というものだ。
- 普段は厳しい先生も、孫の話になると急に甘くなる。弁慶にも泣き所だね。
- 彼は交渉では無敵に見えるが、数字の細かい確認は苦手で、弁慶にも泣き所がある。
- 優勝候補のチームにも守備の弱点があり、弁慶にも泣き所だと相手に研究されていた。
類義語
- 誰にも弱点はある
- 強者にも弱点あり
- 弁慶の泣き所
- アキレス腱
- 猿も木から落ちる
対義語
- 完全無欠
- 無敵
- 隙がない
- 鬼に金棒