座して食えば山も空し
読み方
ざして くえば やま も むなし意味
働かずに、ただ座って蓄えを消費しているだけでは、たとえ山のように多くの財産や食料があっても、いつかは尽きてしまうということ。収入や努力なしに消費だけを続ける危うさを戒めることわざ。由来
正確な初出年は不明。近世以前からの生活訓・処世訓として伝わった表現と考えられる。「座して」は何もせず座ったまま、「食えば」は消費すれば、「山も空し」は山ほどの蓄えでさえ空になる意を表す。江戸時代の往来物や教訓的表現の流れに属することわざとされる。備考
やや古風で教訓的な表現。「座して食らえば山も空し」「坐食すれば山も空し」ともいう。日常会話より文章・説教・経営訓などで使われやすい。例文
- 退職金が入ったからといって遊んで暮らせば、座して食えば山も空しで、すぐに底をつくよ。
- 会社の貯金を切り崩すだけで新しい収益を作らないのは、まさに座して食えば山も空しだ。
- 親の遺産があるから働かなくていいと言うが、座して食えば山も空しというものだ。
- 売上が落ちているのに経費を減らさなければ、座して食えば山も空しで資金は尽きる。
- 豊かな資源を持つ国でも、管理を怠って浪費すれば、座して食えば山も空しになりかねない。
類義語
- 座して食らえば山も空し
- 坐食すれば山も空し
- 使えばなくなる
- 湯水のように使えば尽きる
対義語
- 働かざる者食うべからず
- 勤勉は成功の母
- 蟻の思いも天に届く