年寄りと釘の頭は引っ込むがよい
読み方
としより と くぎ の あたま は ひっこむ が よい意味
年を取った者は、釘の頭が表に出ていないほうがよいように、表立って出しゃばらず、控えめにしているのがよいというたとえ。高齢者は若い人に任せて、余計な口出しを慎むべきだという意味で使われる。由来
釘は頭が出ていると邪魔になったり打たれたりするため、きちんと引っ込んでいるほうがよい、という日常的な観察を年寄りの振る舞いにたとえたもの。近世以降の口承・教訓的なことわざとみられるが、成立年や初出は不詳。備考
高齢者への戒めとして使われるが、現代では年齢差別的・失礼に響くことがある。本人が自戒として用いるのが比較的無難。例文
- 会議で何でも決めようとする祖父に、母は「年寄りと釘の頭は引っ込むがよいと言うでしょう」とやんわり諭した。
- 息子夫婦の家計に口を出したくなったが、年寄りと釘の頭は引っ込むがよいと思い、黙って見守ることにした。
- 町内会の新しい企画は若い人に任せよう。年寄りと釘の頭は引っ込むがよいというものだ。
- 彼は経験豊富だが、年寄りと釘の頭は引っ込むがよいと考え、後輩の判断を尊重している。
- 昔のやり方を押しつけるより、年寄りと釘の頭は引っ込むがよいと心得て助言は求められた時だけにする。
類義語
- 老いては子に従え
- 出しゃばるな
- 分をわきまえる
- 身を慎む
対義語
- 出る杭は打たれる
- 老いては子に従えない
- 年寄りの冷や水