年問わんより世を問え
読み方
とし を とわん より よ を とえ意味
人の価値や判断力は、単に年齢の多さで決まるものではなく、どのような世の中を生き、どれだけ世間を経験してきたかによって決まる、という意味。年齢だけを基準に人を評価するな、という戒め。由来
正確な初出や成立年は不詳。近世以降のことわざ集に見られる類の教訓句とされる。「年を問う」よりも「世を問う」、つまり年齢ではなく世間経験や時代を生きた実感を重んじよ、という発想から生まれた表現。備考
やや古風で、日常会話ではあまり頻繁には使われない。年齢差より経験の質を重視する文脈で用いる。例文
- 彼はまだ若いが海外での苦労を多く経験している。年問わんより世を問えとはこのことだ。
- 採用面接では年齢だけを見ず、どんな現場をくぐってきたかを聞くべきだ。年問わんより世を問えだよ。
- 祖母は、若い人にも学ぶべき経験があると言って、よく年問わんより世を問えと話していた。
- 年上だから必ず正しいとは限らない。年問わんより世を問えで、実際に何を見てきたかが大切だ。
- 彼女の助言は説得力がある。年問わんより世を問えと言うように、年齢以上に豊かな経験を積んでいるからだ。
類義語
- 年より育ち
- 経験は学問に勝る
- 世間を知る
- 年齢より経験
対義語
- 亀の甲より年の功
- 老いたる馬は道を忘れず